若者よ、その保険必要ですか?

今年も新入社員がやってきた。

 

会社に用意されたスペースにパソコンを置き、緊張しながら昼休みを過ごす。

どうやら居心地がわるそうにも見える。

 

そこに”奴”はやってきた。

 

女っ気のない職場に現れた、口紅を塗りスーツを着た壮年女性は

「こんにちは~」と言いながら、やっと与えられた新入社員のスペースに入り込む。

 

”奴”は保険外交員だ。

スムーズにパンプレットを取り出し、保険商品の説明をはじめるのだった....

 

 

数日後、新入社員は”奴”の手ほどきを受けながら、契約書に捺印をしていた。

「ああ、この時期か」

わたしはなんともやるせない気分になった。

 

***

 

なにを隠そう、これは数年前の私の姿そのものである。

高卒で入社し、余計に時間がたった今は”奴”への見かたは変わってきている。

そう”奴”にとって我々は”優秀な金づる”といっても過言ではない。

 

そもそも、高卒で企業に就職できているという事実から、本人の身体がおおむね健康だろう。会社側は健康保険料を負担しなければならないし、雇ったのに会社を休みがちだと困るからだ。

 

そんな健康な18~19歳に大手生保の1万円程度の保険は正直言って高すぎると思う。

保険という商品が一概に悪とは言えないし、同僚や家族でも加入している人が多い為、「無駄」という反対意見が出にくいのではないだろうか。

 

そのような状況から特に生真面目な青年であるほど将来を憂い、保険に加入するケースが高い。わたしは、彼らに営業をかける保険外交員や、金銭感覚を養えない環境づくりに疑問を抱くのだ。

 

では将来の不安はどうすればいいのか?

病気や事故について不安になったならば、まずどのような補助があるのかを確認してみるとよい。ある程度の企業に勤めてたらざっとこのような補助があるのではないか?

  • 医療費の自己負担額3割
  • がんなどの高額療養費負担制度(自己負担額がおよそ8万円程度になる)

さらに組合がしっかりしていたら、どんなに高額な医療費がかかったとしても自己負担額が25,000円/月だけでよいケースもある。

 

上記をふまえると、保険料を貯金するだけで医療費をまかなえてしまう為、生保商品がいかに高いかがわかる。生活費の余裕を含めると50万円もあれば大抵の急な出費には備えられるはずだ。

 

なので若者よ、保険に入るならそのお金は貯蓄したほうがよい

あなたを守るのは保険会社ではなくあなた自身だ。