ネ申エクセル方眼紙の代案を考える

かつて河野太郎議員が文科省へ改善を要求した「ネ申エクセル」(エクセル方眼紙ともいう)は2018年現在も蔓延っている。

何を隠そう、わたしの会社でも主流のフォーマットとして市民権を得ているのだ。今日は仕事をしながら、神エクセルはなぜダメなのか?なにか代案はないのか?を考えた。

 

ネ申エクセルとは?

このような様式はネットスラングネ申エクセル(神エクセル)と呼ばれていたが、この様式を問題視する学術関係者や国会議員などもにも広まっている

Wikipedia - Excel方眼紙

 

どうやらセル結合と罫線機能を用いて見栄えをよくしたExcelシートのことをいうらしい。

 

ところで、私が初めてExcelを触ったのは中学校の授業だったと記憶している。たしかセルの結合などの操作を習ったと思う。工業高校でもOpen Officeを使い、簿記の授業を2時間くらい受けた。わたしの家はパソコンがなかったので、学校の実習で使う表計算ソフトの印象がすべてだった。当時でも成果物として見栄えのよいExcelシートを求められる即ち”ネ申エクセル”が求められるのだった。

 

神環境のメリットとデメリット

高卒で就職してからも、データを提出するフォーマットはネ申エクセルという状況が続いている。計測器からダンプしたデータをコンテンツに加えるにはExcelが一番親和性が高いという認識だ。

ネ申エクセルは”紙エクセル”とも言われている。結果として紙になる為、見栄えさえよければ特にデメリットはないと考えられ、何十年もこの状況が続いてきたのだろう。

 

しかしここにきて問題が出てきた。海外メーカを含む競合に打ち勝つ為、生産性の向上が求められてきたのだ。さらに長年のExcelブックの蓄積からサーバを圧迫し始めたのだ。ネ申エクセルの一番のデメリットはデータの再利用性が低いことにある。それは作成中の様式変更や、印刷後の修正にて地獄を見る。度重なる修正に何度心をすり減らしてきたことか....

 

人類はエクセルから逃れられないのか…?

現在でもネットを見れば度々エクセル方眼紙方面への厳しい批判が見受けられる。

そこでなにか代案がないかと考えてみた結果、エクセルは使わざるを得ないという結論にいたった。

現在でも多くの製造業はMS Officeを標準的に導入してると思うし、ユーザーの技能も限定的になっていると思う、教育コストも考えてエクセル以外のアプリケーションの運用は現実的ではないと考えた。

理想は基幹システムを導入し、最適化されたフォーマットで出力できることだが、エクセルに頼っているほとんどの企業はその力がない故に外注することになるだろう。

しかし、基幹システムを外注すると度々トラブルが起こる。

 

tech.nikkeibp.co.jp

 

上の事例もあるが、依頼者とシステム屋さんとの認識に乖離があるとトラブルに発展する。逆に外注という形式である以上、金額ばかりがフォーカスされ実態がないがしろにされるケースが後を絶たない。

顧客が本当に必要だったものとは (コキャクガホントウニヒツヨウダッタモノとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

話が逸れたが、わたしの働いてる会社では、丸投げ外注はしない方針のようだ。すなわち問題点を洗い出しながら徐々に改善する方向だ。

年配の人は特にこのままで不便していないから別にいいという考え方の人もいる。そこを徐々に便利だから変えていこうとする行動が必要ではないかと思う。

 

唯一の案

最後に私が実践し始めたことが一つある。それは別シートにデータのみを羅列することだ。ネ申エクセル様式は参照のみ使い、直接値を入れない。データベースのようなシートを作るイメージである。

これにより、様式の修正にも柔軟に対応でき、保存ブックを量産しなくてよい。なにより、データトレンドの分析が容易になり、AccessやOLEなど本格的なデータベースに再利用できる見込みがあるということだ。

 

まだまだ勉強不足であるが一歩づつ良くしていきたい。