第一級陸上無線技術士で人生が前向きになった話

私の自慢の一つは陸上無線技術士(通称:一陸技)を取得したことです。

 

陸技は無線資格の最難関で、持っていると日本のすべての無線設備を扱うことができます。

 

挑戦のきっかけ

わたしが初めて受験したのは19歳のときで、上司に勧められたことが事の始まりでした。

 

当時は「はやく一人前になりたい」、「大卒に負けたくない」と無駄に焦っていたことと、普段から(今もそうだけど)おっちょこちょいで凡ミスをしてはいじられたり怒られたりしたことから「見返したい」という気持ちから挑戦に至りました。

 

しかし、過去問をみるとさっぱり理解できず。勉強すること自体あきらめてしまっていました。

「ま、今は仕事を覚えなきゃな...」と自分に言い聞かせていました。

 

初受験で惨敗

案の定初めの受験では早々に退出。結果も科目合格*すらなかったです。

「やっぱり高卒の自分の頭じゃ無理だ。どうせ周りも誰も持っていないし、新人いびりしたいだけなんだろ」と腐りかけてました。

 

*一陸技は下記4つの科目からなり、科目合格すれば3年間有効

  • 基礎
  • 無線工学A
  • 無線工学B
  • 法規

 

同期が合格。焦りはじめる

もう受験自体をあきらめていた頃、同期も挑戦を始め、なんと合格したのです。

もともと高校時代に難関資格をとっていた為、とても優秀な人物とはわかっていたのですが、正直驚きました。

あんな理解不能な資格を簡単に(私からみて)とってしまうなんて...

尊敬と同時にライバル心と焦りが沸いてきました。

 

「おれもやってやる...!」

 

勉強法の確立。そして空き時間をすべて費やす

合格に向け燃えた私はまず資格についての調査を始めました。

合格するには何をするべきなのかを見極める必要があったのです。

 

調査の結果、次のことがわかりました。

  • 問題の8割は過去問から出題される。
  • 残りの2割は新問だが、高度な専門知識がなければ解けない
  • 前回と前々回の過去問の出題確立は低い
  • 法規は比較的易しい

そして過去問と解説込みの問題集を購入しました。

買うべき本は現時点でこの情報通信振興会の過去問一択だと思います。

 

一陸技<第一級陸上無線技術士> (無線従事者国家試験問題解答集)

一陸技<第一級陸上無線技術士> (無線従事者国家試験問題解答集)

 

 

陸技の合格ボーダーラインは6割の得点率です。

すなわち新問がすべて解けなかったとしても過去問を落とさなければ十分合格できると踏みました。

 

そこからはとにかく空き時間はすべて勉強に費やしました。

起床後、会社についてから朝礼まで、昼休み、就業後、休日

ここまでやって落ちたら仕方がないと思うくらいに・・・

 

モチベーション維持にやったこと

しかし、時間が経つとだんだん飽きてきますし、逃げ出したくなります。

そんなときに導入したものが日付カウントアプリポモドーロテクニックです

これはまじでオススメです。

日付カウントアプリ

受験までの残り日数を見える化することで、「やばい、時間がない」、「あとちょっとで解放される。頑張ろう」と自分を奮い立たせることができます。

人間は暗闇の中を全力で走ることは難しいといわれます。期限的な制約と現状把握は必要なのでしょう。

ポモドーロテクニック

ポモドーロテクニックとは30分の学習時間と5分間の休憩を繰り返す手法です。

長尺を意識しないことで集中して学習に取り組むことができます。

 

ついに受験日!

そんなこんなで半年ほど経ち、受験日がやってきました。

ある程度の勉強時間を積むと不安と同時にワクワク感と充実感もありますよね。

 

以前はちんぷんかんぷんで早々に退出していたものの、今回の受験はギリギリまで粘って問題を解きました。

 

結果は…?

2日間にわたる長い試験が終わりました。

わたしはすぐさま自己採点をおこないました。

...うーむ基礎科目はギリギリ合格か?

微妙なラインにやきもきしながら通知を待ちました。

 

そして1か月後、通知書が届きました。

なんと3科目合格!

しかし自己採点が微妙だった基礎は残念ながら落ちていました。

 

再受験、今度は自信をもって盤石に勝つ

完全合格にはなりませんでしたが、自分のやり方に確信をもつことができました。

そのまま半年後の受験に備えれば良いのです。

一度習慣化すれば特に気になりません。とにかく過去問100%解けるよう繰り返し解きました。

 

そして半年後の再受験には無事合格できました。

初受験から2年が経っていました。

 

受験その後

資格を取ったといえ、自分が急に変わる感覚は当然なく、周囲の認識もさほど変わりませんでした。(吹聴することでもないですし...)

 

しかし、継続して合格を勝ち取った自信もあって、これまで自分には無理だと決めつけていた英語学習やITスキルの研鑽に積極的に取り組むようになりました。

もちろん、受験勉強で得た無線知識や数学の技能は業務においても大きく役に立ちました。

 

教員免許という思わぬ副産物

さらに最近、一陸技を基礎資格として中学、高校の教員免許を取得しました。

このことはまた改めて書きたいと思います。

 

2018/8/10追記----------------------------------------

教員免許について書きました。

 

www.highschoolhal.com

 

 

何年か経ってじわじわ評価される

取得してからけっこう時間が経った最近になって、資格について言及されることが増えて来ました。

かつてのわたしと同じような若者から相談されることもあります。

 

陸技は確かに難しいけれども、割のいい資格だし、挑戦する意味は十分にあると思っています。

その反面、教材などのコンテンツが乏しいと感じております。

 

これから一陸技をもっと利用してもらいたいですし、挑戦する人をできるだけ応援したいと思っています。

特にわたしと同様に学歴にコンプレックスを持っている人には尚更です。

 

なにかいい方法がないか模索中です。