質問されると怒り始める上司

昨日、わたしが今働いている会社がまぁまぁ行き遅れた性質を持っていることをカミングアウトした。

そして今日になり上司の対応にそのヤバい一例を見た気がするのでブログに書いておこうと思う。

 

弊社では建屋に入った際タイムカードをかざすことになっている。

しかし、事業場に出入りする際にもゲートがあり、そこにも社員証をかざす。

会社基準のタイムカードをかざしても結局ゲート出入りの記録は残るため、勤務時間を扱うシステムが重複してしまっている状況だ。

(その結果多くのグループ会社がタイムカードを廃止し、入門ゲートと連結したシステムに一本化している)

 

問題なのはタイムカードのパネルに残業時間を選択するボタンがあることだ。

(「定時」、「0.5h」、「1.0h」のようなボタンがある)

直観的に当日の勤務実績に応じて選択してしまいそうなのだが、じつはこれは誤りで、何も選択せずにカードをかざす必要がある。

その理由は意図的な残業操作を防ぐためで、コンプライアンスを遵守する為だという。

では文体活動などで残業していない時間はどうするのかというと、前述のゲート時間を管理する全社システムで登録を行うのだ。

こう書いているとだんだんタイムカードの無意味さを思い知っていく…

 

今朝、上司がイライラしながらつぶやいた。

「Aさん。何度いっても残業時間を選択するなぁ~なんでだぁ?」

どうやらAさんはタイムカードの残業時間を選択してしまったことで、上司にアラームが上がったようだ。

その後上司はAさんに直接電話をかけ、修正をかけるよう指示していた。

 

そこで私はこう問いかけた。

私:上司さん大変そうですね。タイムカードの残業時間を選択する機能が無駄に感じません?何か廃止などの動きはないのですか?

 

上司は少しムッとした表情で言った。

上司:それは税金を払いたくないやつが税金をなくせと言っているのと同じで、こっちが指示していることをきちんとできない人に問題があると思う。君もシステムの様式を変えて「様式が変わると嫌だから」といって受け入れられないと困るだろう?自分がミスしたからってルールやシステムのせいにしてはダメだよ。

 

この説教じみた意見にわたしは「そうですか...」と苦笑いを浮かべることしかできなかった。

もちろん上司は明らかにイライラしていたので、精神状態を考慮せずに問いかけたのがそもそも間違いだったと思うが、上司である以上もう少し合理的に話をして欲しかったと残念に思った。

 

なぜなら、わたしはミスの起きない仕組みへの提言を行っているつもりが、上司にとっては自らへの批判に聞こえてしまっているように見えたからだ。

先日の記事ではコミュニケーションの効率化を明示的に避ける組織は、要するに言うことを聞いてほしいだけという旨を書いた。

 

弊社ではこのような人がちょっと気を付ければいい作業があらゆる場面で分散された結果、めんどくさい作業が大量に増えている現状がある。

結果として”この上司に意見したところで取り合ってくれないよなぁ”と実感してしまったのだ。

わたしは弊社のように縦割り文化が根強く、風通しの悪い組織がこうやって意見をつぶすのだと、ある意味勉強になった。

 

 

わたしが年老いたらこの上司のようになってしまわぬように、意見については謙虚でありたい。

無理に説得、論破しようとせず一度自分の心でかみ砕くようにするだけでもいいのかもしれない。

周囲の人が報告しよう、相談しようと思えることが真のコミュニケーションなのではないだろうか。